日本市場で営業活動を始めたばかりの段階では、追うべき数字が多すぎて、何を見るべきか迷うことがあります。最初は、少数の指標に絞って、営業活動の状態を把握することが有効です。
- 営業の数字が多く、どれを重視すべきか分からない
- 売上だけを見ていて、営業活動の途中経過が分からない
- 本社が求める数字と、日本で追える数字がずれている
- 商談の進捗を、担当者ごとに違う方法で管理している
本記事では、日本市場の営業活動で、最初に追うべき数字について解説します。
最初に数字を絞る理由
立ち上げ期は、売上が出るまでに時間がかかります。売上だけを見ていると、営業活動が順調に進んでいるのか、途中で滞っているのかが分かりません。
追う数字が多すぎると、集計の手間が増え、改善につなげにくくなります。営業の流れに沿って、少数の指標を選ぶことが重要です。
営業の流れに沿った指標
営業の流れを段階に分け、それぞれで確認する指標を決めておきます。
| 段階 | 追う数字の例 |
|---|---|
| 見込み顧客の獲得 | 新規の問い合わせ数、接触した企業数、紹介や展示会経由の件数 |
| 商談化 | 接触から初回商談に至った件数と割合 |
| 提案・見積 | 提案や見積を提出した件数、その金額 |
| 成約 | 成約件数と金額、受注率、商談から成約までの期間 |
| 継続・拡大 | 既存顧客からの追加の受注、継続の状況 |
数字の見方と共有の仕方
数字は、絶対値だけでなく、段階間の割合や期間の推移で見ます。どの段階で商談が止まりやすいのかが分かると、改善の優先順位をつけやすくなります。
本社に報告する数字と、日本で日常的に追う数字は、定義をそろえておきます。日本市場では成約までの期間が長くなりやすいため、その特性を本社に説明しておくと、数字の見方の理解が得やすくなります。
まとめ
- 立ち上げ期は、売上だけでなく営業活動の途中経過も数字で捉える
- 見込み顧客の獲得・商談化・提案・成約・継続の段階ごとに指標を決める
- 段階間の割合や期間の推移を見て、止まりやすい段階を把握する
- 本社と数字の定義をそろえ、日本の特性も説明しておく
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