日本拠点での最初の採用は、その後の組織づくりの方向性を決める重要な一手です。求人を出してから条件や役割を検討し始めると、選考が長引いたり、候補者に不安を与えたりすることがあります。
- 最初の採用で、どのような役割を任せるべきか整理できていない
- 雇用形態や給与の考え方が本社と日本拠点で共有されていない
- 誰が最終的な採用判断をするのかが決まっていない
- 求人を出してから条件面の調整に時間がかかっている
本記事では、外資系企業が日本で初めて採用する際に、事前に決めておきたい3つのことについて解説します。
最初の採用で迷いが生じやすい理由
最初の採用では、参考にできる社内の前例がありません。本社の採用基準をそのまま持ち込もうとすると、日本の労働市場や雇用慣行との間にずれが生じ、条件の再調整に時間を取られがちです。
また、最初のメンバーはその後の組織文化や仕事の進め方にも影響を与えます。採用を急ぐ前に判断の軸を言語化しておくことが、結果的に採用のスピードと質を高めます。
事前に決めておきたい3つのこと
求人を出す前に、少なくとも以下の3点は本社と日本拠点で合意しておくことが望まれます。
| 決めること | 整理する内容 |
|---|---|
| 任せる役割と期待成果 | 最初の採用者に担ってほしい業務範囲と、入社後半年〜1年で期待する成果 |
| 雇用形態と処遇の枠組み | 雇用契約の形態、給与レンジ、賞与や福利厚生など、日本の慣行を踏まえた条件の考え方 |
| 選考プロセスと決裁者 | 面接の回数・担当者、最終判断者、本社承認が必要な範囲 |
決めた内容を本社と共有しておく
決めた内容は、本社側の関係者にも共有しておくことが重要です。条件や決裁範囲が曖昧なまま選考を進めると、内定直前に本社から条件変更を求められ、候補者の信頼を損なうおそれがあります。
初回の採用で整えた考え方は、その後の採用にも活用できます。記録として残しておくことで、増員時の判断を効率化できます。
まとめ
- 日本拠点での最初の採用は、その後の組織づくりの方向性を左右する
- 任せる役割と期待成果を、求人を出す前に言語化する
- 雇用形態・処遇の枠組みと、選考プロセス・決裁者を本社と合意しておく
- 決めた内容を記録し、次回以降の採用にも活用する
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