日本法人を少人数体制から成長させるための事業計画

少人数体制のうちは、代表者の頭の中にある計画で事業が回ることも珍しくありません。しかし増員や投資判断を伴う成長フェーズに入ると、口頭ベースの計画では本社の合意形成も社内の目線合わせも難しくなります。

  • 増員したいが、何を根拠に人員計画を立てればよいか分からない
  • 本社への予算申請に使える事業計画のフォーマットがない
  • 売上目標はあるが、達成までのマイルストーンが明確になっていない
  • 事業計画を作っても、進捗を追う仕組みがなく形骸化している

本記事では、日本法人を少人数体制から成長させるための事業計画の立て方について解説します。

少人数体制の日本法人に事業計画が必要な理由

少人数体制のうちは、代表者の頭の中にある計画で事業が回ることも珍しくありません。しかし増員や投資判断を伴う成長フェーズに入ると、口頭ベースの計画では本社の合意形成も社内の目線合わせも難しくなります。

特に外資系企業では、本社側が投資判断を行う際に、数値と根拠に基づいた事業計画を求めることが一般的です。日本市場特有の商習慣や採用市場の事情を説明する材料としても、事業計画は重要な役割を果たします。

事業計画に盛り込むべき要素

少人数体制から成長させる事業計画には、以下のような要素を盛り込むことが望まれます。

要素記載する内容
市場・競合分析日本市場における事業機会とターゲット顧客、競合の状況
売上・収益計画今後1〜3年の売上目標と、その達成に必要な施策・体制
人員計画増員のタイミング・人数・役割と、それに伴うコスト
投資対効果(ROI)追加投資に対して見込まれるリターンと回収期間
リスクと対応策想定されるリスク(法務・税務・採用難易度等)とその対応方針

事業計画を機能させるための運用のポイント

事業計画は作成して終わりではなく、四半期ごとなど定期的に進捗を振り返り、計画と実績のズレを本社と共有する運用に落とし込むことが重要です。

また、日本市場特有の事情(採用のリードタイム、商習慣による意思決定スピードの違いなど)を本社側に理解してもらうための説明資料としても事業計画を活用すると、その後の投資判断がスムーズに進みやすくなります。

まとめ

  1. 少人数体制からの成長フェーズでは、口頭ベースの計画では本社合意も社内の目線合わせも難しくなる
  2. 市場分析・売上収益計画・人員計画・ROI・リスクの5要素を事業計画に盛り込む
  3. 事業計画は定期的に進捗を振り返り、計画と実績のズレを本社と共有する運用にする
  4. 日本市場特有の事情を本社に説明する材料としても事業計画を活用する

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